一般住宅に断熱材(グラスウール)が出回り始めたのは1964年…今からおよそ60年前です。
築60年よりも新しければ全部の家に断熱材が入っているか?と言われると違うんです。
使われていたとしても、冬の寒さが厳しい寒冷地が中心だと思います。
なぜ一般住宅にそれほど浸透していなかったか、というと、
断熱材使用に関する法律はなかったからです。
1973年と1979年に二度のオイルショックを経験したことで、政府が1979年に省エネ法を制定。
そこではじめて建築に関する省エネ基準が定められたことで、住宅に断熱材をいれるようになりました。
なので、1980年・築43年頃の建物から断熱材が入りはじめてるはずです。