【五感の家】日本人が好む木造住宅

私たちにはさまざまな感覚が備わっています。
その代表が五感といわれるもので、視覚・嗅覚・触覚・聴覚・味覚です。
その他にも、本来は温冷感や湿度感などもありますが、五感の中に含まれることにします。

この五感に快適な家は、過ごしやすく健康的な家と考えられています。
日本人が好む好む木造住宅には、この五感の要素があります。


視覚:フローリングや壁・天井などに張られた木材は、
目や肌に害を与える紫外線などの波長の短い光を吸収し、
長い波長の光は反射します。つまり木彫の家は、視覚に優しい家です。

嗅覚:木の香りには、フィットンチッドなどの成分が含まれ殺菌作用があると同時に、
杉のセドロール成分などには癒し効果があります。樹齢千年のヒバには、ヒノキチオールがあり、
殺虫作用、殺菌作用があります。

触覚:誰に教わったわけではなく、プラスティクと木材の感覚を不思議と区別できます。
口に現わすことができなくても感じるものです。また、私たちの肌は、空気の質を感じています。
微風やちょっとした湿気などの感覚は、犬や猫以上に敏感であると思います。

聴覚:さまざまな楽器に木材が使われているように、木は音に関しても優れています。
木材が現わしになっている古民家でコンサートが開かれるのも、聴覚にも良い環境だからです。

味覚:さすがに家を食べるわけにはいきません。
しかし、人間は、実際に食べ物や飲料水以上に、家の中の空気を食べています。
「美味しい空気の家」を求めないわけにはいきません。

美味しい空気の家とは、清潔で新鮮な室内空気、快適な温度・湿度、
健康に影響を及ぼさない建材の使用などを含む、住む人の健康と快適さを重視した家です。


ff7cbcbfaf11ec83edda8231186fa7e1