リセット住宅で「見えない落とし穴」を解決しよう③強度不足の被害

③強度不足の被害

壁を支える「筋交い」が寸断されている!?

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筋交いとは柱と柱の間に斜めに渡す補強剤の事。
柱や梁で骨組みを作る軸組工法建物の場合、自信や台風などの横からの力に耐え、軸組みの変形を防ぐために筋交い等が必要で、建築基準法でも耐震対策が義務付けられています
しかし、その基準を満たしていない場合や、なんとリフォームの最中に施工の都合で筋交いを切断されていたケースも!
我が家は大丈夫か、確認しておきましょう。
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強度不足の壁
築30年の住宅。現在新築する場合、柱の寸法は10.5cm角以上の大きさが必要と定められていますが、昔はそうした制限がなかったため、この物件に関しては部分的に9cm角の柱が使われていました。
それによって屋根の重さに耐え切れず、柱が弓なりに反り、サッシも閉まらなくなっていました。
さらに、このサッシ自体、以前リフォームした際に明り採りのために壁をくり貫いて付けたものでした。よく見ると耐力壁の役割も兼ねて筋交いが入っていたらしく、無惨にも切断のあとが見られました。