桐って、ほかの木材と比べてもちょっと独特ですよね。触ったときの、あの独特の乾いた感じ。
つるつるしていなくて、そんなはずはないのにどこかふわっとした感じ。
それから、桐の床ってなんとなく「あったかい」んです。
これは、桐の熱伝導率がとても低いことによるらしいです。
熱伝導率の高い金属は、真夏の炎天下においておけば持てないくらいアツアツになるし、真冬の夜に外に出しておいたら触っただけで「つめたっ!!」ってなりますよね。
その反対が、桐です。
周りが寒くなっても、冷えない。さらに熱が伝わりにくいので、床に着いたひとの足の熱を奪わないんです。
奪わないだけじゃなく、じわっと暖かさが跳ね返ってくるような、ちょっと不思議な感じがあります。
このお部屋なら、冬でも裸足で過ごせそうですね。
ちなみに「桐のタンス」が燃えにくいのも、熱が伝わりにくい性質のおかげだそうです。
いつの間にか桐の話になってしまいましたが、今日はこの辺で。
また来週!