芯持ち材の表面を柔らかくして水分を取り除くため、
乾燥しても収縮が小さく、表面が割れにくくなります。
1.芯持ち材の表面が高温で柔らかくなります。
2.表面が乾いて収縮しますが、まだ乾いていない内部の細胞に邪魔されて接線方向に引っ張られながら乾燥します。
3.表面は乾燥してもあまり縮まないので、引張り応力が小さく割れません。
4.その後、内部が乾燥すると内部の細胞も縮もうとするので、あまり縮まなかった表面の細胞と一緒に縮もうとします。
5.表面の細胞はすでに乾いており、簡単には縮みません。
このため、内部の細胞の収縮にともなって、接線方向に圧縮されることになり、より割れにくくなります。
(応用の逆転と呼ばれます)