スギの芯材部分は、色が黒、赤、中間の個体、まだらなものなど様々で、
それにより存在する水分量に個体差があります。
芯材水分が多いもの(黒芯材)と少ないもの(赤芯材)に分けられこのため
初期含水量に大きく差があり、ばらつきやすいのが杉の特長でもあります。
各地で経験的に言い伝えられていたのは、特に水分の多い谷間で多いと言われ
成長の良い超えた土地でも黒色を呈する例があります。
また自然落枝による枝の巻き込みの際に菌の侵入等によっても黒芯材が加速される可能性が
極めて高いと言われています。
こういった場合は、林全体というよりも、まだら模様であったり、枝巻き込みの部分のみの変化が見られます。
またこういった黒色化した杉の遺伝により、継承される場合もあるようです。