5月 皐月 玉露・かぶせ茶

玉露・かぶせ茶

玉露(ぎょくろ)
太陽の光を20日間程度さえぎって新芽を育てることで、 渋味が少なく十分なうま味をもった味わいのお茶ができあがります。

かぶせ茶(かぶせちゃ)
太陽の光を1週間前後さえぎって新芽を育てることで、濃い緑茶の茶葉となり、うま味を感じるお茶ができあがります。





「玉露」

新芽が2~3枚開き始めたころ、茶園をヨシズやワラで20日間ほど覆い(被覆栽培)、
日光をさえぎって育てたお茶が「玉露」になります。

最近は、寒冷紗などの化学繊維で覆うことも多くなっています。

光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が抑えられ、
渋味が少なく、うま味が豊富な味になります。

海苔に似た「覆い香」が特徴的です。豊富なうま味、独特の香りが特徴です。

同様に被覆栽培する緑茶として「かぶせ茶(冠茶)」がありますが、かぶせ茶は玉露よりも短い1週間前後の被覆期間です。





「かぶせ茶」

「冠茶」と漢字で表記されることもある、かぶせ茶。ワラや寒冷紗などで1週間前後茶園を覆い(被覆栽培)、
日光をさえぎって育てたお茶のことを呼びます。

陽の光をあてずに新芽を育てるため、茶葉の緑色が濃くなり、渋味が少なくうま味を多く含みます。

同様に被覆栽培する緑茶として「玉露」がありますが、玉露はかぶせ茶よりも被覆期間が20日前後と長くなっています。




露地栽培
被覆栽培(かぶせ茶)
被覆栽培(玉露)