パイン材のメリット・デメリット
パイン材のメリット・デメリット
最近DIYが注目を集めており、職業に関係なくパイン材を購入される方が多くなったと思います。
ホームセンターなどに行くと必ず置いてあるパイン材ですが、このパイン材とは一体どのようなものなのでしょうか?
特徴や強度はどのくらいなのでしょうか?
今回はそんなパイン材のメリット・デメリットなどについてご紹介しようと思います。
パイン材というものはどういうものか
そもそもパイン材という樹種は存在しません。
パイン材は欧州のマツ科(針葉樹)からとれる建材のことで、
パイン材は国産の松でもヨーロッパの松でも同じ松ですが、業界一般ではパイン材は欧州赤松のことを指しています。

赤松(黄金色)を使用した無垢材のダイニングテーブル
https://www.reform-yukitoshi.co.jp/furniture/table/kagusyoukai-te-buru.html?preview=true
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個性が溢れるパイン材
単にパイン材といっても、実は種類がとても豊富で、寒い所と暑い所で育つパイン材は、成長も違えば硬さも違います。
また色や幹の太さも様々です。
しかし、どのパイン材にも共通して言えることは、温かみ、素朴さ、美しい木目、柔らかさ、
時が経つにつれて味わいを増す色変わり、が特徴ということです。
自然な美しいパイン材の大きな木目は存在感があります。
また、使い込む毎に白っぽい黄色から艶やかな飴色に変化するので、どんどん愛着が湧いくることしょう。
この木目を活かすために加工などはあまり施されずに使われることが多いようです。

時の経過を味わいながら大人になっても使える無垢材デスク
パイン材の「心地よい香り」と「温かさ」
パイン材のもう1つの特徴は「香り」です。
この香りの招待は「フィトンチット」というもので、これには『森林浴』を感じさせてくれるリラックス効果があります。
パイン材は木目を綺麗に見せたり、木の呼吸を止めないで香りを楽しめるように加工することが多く、
基本的にウレタン加工や木の呼吸を妨げる塗料などは使わないことが多いようです。
そしてパイン材を足で踏みしめると、温かみのある自然の木の感触がします。
温かくぬくもりが感じられる柔らかさは加工がしやすいというメリットの反面、
膨張や収縮、反りやすいというデメリットも持っています。
そのため強度が必要なものにはパイン材は使わないほうが賢明です。
パイン材は柔らかい木なので、表面硬度もそれほど高くないのです。
しかし、その反面今度は、よくしなるというメリットもあります。
シロアリに要注意
パイン材を使うに当たって、一番注意すべき点はシロアリです。
シロアリにとってパイン材はご馳走であり、シロアリ対策をしなければパイン材は食べられてしまいます。
パイン材を購入する際は、シロアリ対策なども考えながら購入しましょう。
棚やテーブルなどで使用する場合でも、店員さんなどにアドバイスをもらい、
対策を考えておいた方が良いかもしれません。