ヒノキチオールとは?

ヒノキチオールは殺菌力が高く、木材利用だけでなく抽出成分は様々な分野に使われています。

身近な物にも使われており、歯磨き粉など人が口に入れる物にも使われ少量であれば人体に影響はありません。

この成分があることにより、米ヒバは虫害に強く、更にしっかりと乾燥させることにより土台には最適な樹種になります。

ヒノキチオールという名前なのでヒノキにもあるのでは?
という疑問が出てきますが日本のヒノキにはほとんど含まれていないことが解っています。

ではなぜヒノキチオールと呼ぶのでしょうか?
ヒノキチオールは最初タイワンヒノキから発見され命名されました。

そのためヒノキチオールという名がついてしまいました。

「タイワンヒノキ」「ヒバ」「ベイヒバ」はヒノキ科の同じ分類となります。

タイワンヒノキは、檜に近いことや、大径長尺でありながら直材が多いということで、
1900年頃から日本に大量に入荷し寺社仏閣などの文化財の補修や再建などに多く使用されました。

代表例を挙げると明治神宮の大鳥居は樹齢1700年の台檜で、奈良・法隆寺の改修再建にも活用されました。

そのタイワンヒノキは現在は採取禁止となり輸入することは困難となっています。


天然ヒバ材