牧之原市/郷の家/日本の伝統の窓、地窓

玄関左側の和室8畳

西側は西日を避けるために上部、下部にサッシをつけました。

上のサッシは採光を入れるため、下は風を入れるために設置。

間の壁は隣の家の目線を避けるのに必要な壁になります。

地窓を開ければ、真夏でも涼しい風が入ります。

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上の窓

高めの位置のため、自然光が心地よく降り注ぎます。


下の窓

西日を避け、裏からの視線が気にならないように
日本の伝統の窓、地窓の感覚です。

地窓は他の窓と組み合わせることで自然換気を促し
また柔らかい光を取り入れる採光用の窓として
昔から使われてきました。

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和紙畳
畳は、縁のない琉球畳で市松模様です。



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地窓とは、名前の通り、地面・床に近い低い場所に開けられる窓のことになります。

古くは和室で用いられることが多かった窓の種類です。

高窓と組み合わせて効率的な換気ができます。

床面に近い地窓と、天井面近くの高窓を組み合わせることで、
暖かい空気を上昇していく原理を効率的に利用することができます。

空気が地窓から高窓へと抜けていく風の流れをつくり出し
換気や心地良い風を室内に取り込む省エネルギー住宅です。

地窓はプライバシーを確保しながら室内を明るくでき
目線の高さにないので隣家の外壁が窓から見えません。

開口面積も小さく床面にあり、柔らかな心地良い光を取り込みます。

地窓から見える独特の景色は、和室のように床に座った時の目線の高さで外を眺めるため、
同じ庭の風景でも他の窓を通して見える眺めとは異なる独特の景色を楽しめます。