桐に含まれる「タンニン」

天然木の特性について

桐に含まれる「タンニン」について

調湿効果を促す


間取りコラム
桐材は製作直後だと白い色をしていますが、年数を重ねるにつれ薄いグレーや茶色に変色してきます。
また、部分的に淡い紫色になるところもあります。
これは桐に含まれる「タンニン」という物質で、このタンニンが桐の防腐効果を促しています。
また、桐には防虫効果を促す「パウロニン」「セサミン」という成分も含まれています。
一般的にタンスなどに使われている桐材は、薬剤による漂白処理がされているため
このタンニンという成分をなくしていますが、私たちの桐材は薬剤で漂白処理をせずお湯で
ゆっくりと余計なシブが出ないように処理を施していますので、タンニンが桐の中に残っています。
ですから、一般の桐材より防腐効果が上がりますが、変色も起こりやすくなってしまいます。
あらかじめ透湿性のオリジナルワックスが塗布されていますので、桐の性質は活かしつつ変色も遅らせています。
変色が起こりやすいのは引き出し内部等で使用する無塗装材ですが、より高い防湿・防腐・防虫効果が期待できます。