住まい文化の栞 アメリカの中の日本

住まい文化の栞 アメリカの中の日本

この建物のインテリアに身を置くと、日本的な雰囲気が感じられます

と言うのも、当時のアメリカの万博で建てられた日本建築に感銘を

受けたギャンブル氏が、日本文化をテーマにデザインを進めたからです

玄関のステンドグラスには能画を思わせる松の風景が描かれ、各部屋には

テーマごとに異なる木材が使われています

床の間や長押を思わせる収まりを始めとして、和のデザインが随所に

取り入れられています

施主であるギャンブル氏の要望を叶えるため、多くの写真や図面を参考

にしながら、アメリカの地で試行錯誤を重ねたのでしょう

なかには中国建築の資料も混ざっていたのではと思わせる所もあります

ギャンブル氏の日本デザインの憧れは、ベットルームのデザインにも

表れています。彼が収集していた日本刀の鍔のデザインを、インテリア

の中に取り入れ、梅の模様や曲線を壁や照明器具に反映させているのです

異国の文化は、自分たちにない魅力を持っているからこそ、強く印象に残

ります。

アメリカ人だからこそ気づく、日本のデザイン文化を感じ取っていたのです