牧之原市/築70年古民家再生 床づくりと断熱

古民家再生/床づくり
Before
古民家再生/床断熱
床施工中
牧之原市/築70年の古民家を天然木でリノベーションをしています。

床は大引きや根太の本数を増やして床剛性を高めました。
地震時には、壁の強さと同じくらい床の強さも影響します。

しっかり造ったこの状態を保つこと【耐久性】を高めるために
床高を上げて通気を良くし、床を支える束は木製から鋼製束に変更しました。
古民家再生/鋼製束
鋼製束は湿気の影響を受けにくく、一本ずつ高さを微調整できる良さがあります。


そして、今まではなかった断熱材を隙間なくびっしり入れました。

隙間がないのが大事なポイントで、
たとえば《寝室だけ》《リビングだけ》など部分的に断熱材を入れると、床下で温度差が生じます。

温度差のある場所には結露が起こり、湿気は木を腐らせ、虫を呼び、家を傷めます。
全面に敷き詰めることで温度差をなくし床下結露を予防します。


古民家再生/床断熱

古民家再生/床断熱


もちろん、家中が同じ環境になればエアコンの効きも良くなり省エネ効率もアップ!

こちらのお宅は風が良く通るので、屋根に張ったアルミシートのおかげもあって
夏はエアコンなしでも快適に過ごしていただけそうですが、
冬場の足元の温かさで断熱材の威力を実感していただけると思います。

明日は壁のウレタン断熱施工があります。
漁業の冷凍庫に使われるような高性能な吹きつけ断熱材です。
湿気に強く、グラスウールのように湿気を吸って断熱効果がなくなることもありません。


この古民家再生の完成は8月を予定しています
見学希望の方は随時ご案内いたしますのでお気軽にお問い合わせください。