木材を乾燥させた時の重さと、同じ体積の水の重さを比べた値です。
『水1m3 =1000kg=1t に対し 1m3 の木材の重さ』という考え方です。
2種類の物質の比重を比較すると、その物質が浮くのか沈むのかを判断することができます。
例えば、水の比重「1」より比重が小さい物質は水に浮くという事も言えます。
実際、鉄の比重7.87は1より大きいため水に沈みます。
比重にも、気乾比重と全乾比重があり、気乾比重はある程度の乾燥状態に放置した時(含水率15%程度)の比重をいいます。
全乾比重とは、木材がもっとも軽い状態(含水率0%)となった状態の比重です。
木材の硬さや強度を表す基準の一つで、数値が大きいほど重く、小さいほど軽いといえます。