桐の価値感

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「お客様は傷がつきやすい床材が良いですか?傷がつきにくい素材が良いですか?」
と聞かれたらどう答えるでしょうか。
大体の方が、傷がつきにくい方と言われると思います。

傷がつきにくい床材=いい床材
傷がつきやすい床材=ダメな床材

この価値観は正しいのでしょうか。

現在の住宅市場の建材メーカーは安価なカラーフロアーを販売しても利益に繋がらないため、
高級床材を大量生産できる合板フロアで傷がつきにくい表面強化処理や、
お手入れ不要のノーワックス処理の付加価値をつけています。

10円玉でこすっても傷がつきません。

何故かと言うと表面に石油が何層にも重ねてあり、塗膜を分厚く表面を強化してあるからです。

住宅の中で最も素肌が触れる床の表面を石油製品で覆ってしまったら快適な住居になるのでしょうか。
冷たさだけが素足に伝わる床になってしまいます。

新建材は見た目だけは無垢材に似せてありますが、本来木が持つ調湿性能を殺してしまいます。
何年も快適な住居は、木材は調湿作用により守られているのです。