6月 水無月 摘み採った順番のお茶の名前

一番茶・二番茶・三番茶・秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)

茶葉を摘み採った順番に応じて、「一番茶」「二番茶」「三番茶」と呼ばれます。

一番茶は、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のこと。

以降、摘み採った順番により、「二番茶」「三番茶」と呼ばれます。

「一番茶」のことを「新茶」と呼ぶこともあります。
「一番茶」はその後に摘み採られる「二番茶」「三番茶」などと対比して使われることが多く、
「新茶」は1年で最初に摘まれる「初物(はつもの)」の意味を込めて、また「旬」のものとして呼ばれます。

地域によっては、三番茶を摘み採らずに、秋口に摘む「秋冬番茶」もあります。



「新茶」

その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のこと。

鹿児島などの温暖な地域から摘み採りが始まり、桜前線と同様に徐々に北上していきます。

 「新茶」と「一番茶」とは基本的に同じお茶のことで、呼び方が異なるだけです。

その使い分けとしては、「一番茶」はその後に摘み採られる「二番茶」「三番茶」などと対比して使われることが多く、
「新茶」は一年で最初に摘まれる「初物(はつもの)」の意味を込めて、また「旬」のものとして呼ばれる際などに使われます。

新茶の特徴は、何といっても若葉の「さわやかですがすがしい香り」にあります。

また、新茶は「二番茶」「三番茶」に比べて苦渋いカテキンやカフェインが少なく、
うま味、甘味の成分であるアミノ酸が多い傾向にあります。