①床下の湿気被害
リセット住宅で「見えない落とし穴」を解決しよう①床下の湿気被害
見えないところまで想定したプランを立てましょう
タイル張りのお風呂の場合、
見えない亀裂だけでなくタイルの目地からも
水が漏れ出て、土台などを腐らせます。
新しい設備に替える場合は、
設備そのものの話だけでなく
「土台がもし腐っていたら?どこまで修理してもらえるの?」
というところまで業者と話しておくことをおすすめします。
見えない亀裂が土台を腐らせる!?
浴室のタイルは、築5~10年で見えない亀裂が入るもの。
そこから水が漏れると、土台や柱が湿気を含み、シロアリや腐食などの被害を招くことになります。
さらに悪化すると柱が下がり、建物が傾くこともあります。
ブカブカの原因は床下の湿気だった!?
写真は築30年の住宅。合板の床板がところどころ剥がれて波打ち、歩くとグニャリとします。
床板を剥がしてみたところ、原因は床下の湿気だと分かりました。
しかも、土台の上に渡すはずの大引きも入っていないという、建てた業者の手抜き工事が分かりました。
【対策1】防湿シート
地面から湿気が上がらないようにシートを隙間なく敷き詰めます。湿気の無いところなら、カビや木を腐らせる菌が繁殖する恐れもありません。また、シロアリが寄ってくることもありません。
【対策2】天然ヒバ土台
土台には樹齢約1000年の天然ヒバを使用。硬く丈夫で柱の食い込みを抑えます。また、ヒバは水分を含むとヒノキチオールと呼ばれる強い香りを出します。ヒノキチオールは殺菌・防虫効果のある物質のことでヒバに多量に含まれています。