【掛川市】築38年天然木リノベーション　現場の様子

開いた窓から、室内の暗さが見れます。

家の周りの風通しが良くないと湿気が溜まりやすくなります。

水が入り込みやすい角は柱が半分ほど腐っていました。

表には出てこず、壁の中で腐食が進むのは怖いですね！

このお宅ぐらいの築年数だと鉄管を使っていた場合がほとんどです。この状態だとさすがに不具合があったのでしょうか、数年前に新しく管を繋いでありました。

壁の中の柱には屋根の重量が掛かりますので、下でしっかり支える基礎が必要です。大掛かりな基礎の変更は予算がかかるので、できるだけ今ある基礎を活かして便利な間取りが作れないかプランを考えることが大切です。

今まで一旦外に出て脇屋に行っていましたが、廊下で繋がればとっても楽になります。

和室は残して他の部分はリセット住宅で生まれ変わります。

スケルトンに解体してから、住宅性能を高めて作り替えていきます。

Beforeのように壁の中を斜めに支える「筋交い工法」よりも2.5倍の耐震性のある「パネル工法」を施工。屋根も軽くなって、耐震面でも安心できる住まいです。

居間と食堂に分かれていた部屋は16帖のLDKに。壁向きキッチンなので部屋を広く使えます。

床のブカブカにかなり悩まれていましたが、根太を増やし30mm厚の無垢フローリングを敷くので、頑丈でしっかりとした床になります。

びっしりと家全体を包み込みます。

ペアガラスとも相まって、悪天候の日も屋外の騒音が気にならない防音効果も感じられます。

この開口部から脇屋に繋がります。

奥が廊下、手前は玄関横の応接スペースです。掃き出し窓から明るい日差しがたっぷり降り注ぐ気持ちの良い空間です。

廊下には脇屋に付けてあった窓付きの洗面台を移設しました。

屋根裏がとても広い平屋なので、天井を貼る前は落ち着かないほどの開放感でしたが．．．

ただ天井を張るだけだと屋根裏に空調が逃げてしまいますので、隙間なく断熱材を敷き詰めました。

フルフラット平板瓦でスッキリ！

シンプルモダンな印象に仕上がります。

瓦同士をがっちり固定することで、耐風・耐震など防災性に優れた機能を実現。すまいの屋根をしっかり守ります。

ホールは暮らす部屋では無いので、

あまり広くても、もったいない間取りです。

左官職人さんがローラーで型をつけて仕上げています。