壁内結露を防ぎます。

家を柱の外側から断熱材ですっぽりと包み込む「高気密住宅」の外断熱は、

実は木造ととても相性が悪いのです。もともと湿気を含んでいる木を

完全に包んでしまっては、湿気の逃げ場がなくなり、結露が生まれるからです。

中には、たった1年で畳にカビが生えた例もあります。

さらに腐朽菌を繁殖させ、木を腐らせます。

木造にするなら外断熱は避けた方が無難です。


正しい施工方法
正しい施工方法
郷の家吹付ウレタンフォーム
対策1 壁:吹付硬質ウレタンフォーム

液状の原材料を壁面に吹き付け、暑さ60mmまで

発泡させます。ふくらんでいく過程でわずかなすき間もにも

泡が入り込み、熱を逃がさない高断熱を実現します。
床断熱材
対策2 床:押出法ポイリスチレンフォーム

断熱性・省エネ効果に優れた断熱材。

防水性もあり、ワレ・カケ・ヒビも発生しにくい。

また、難燃処理により自己消火性を持つ

高性能な断熱材です。




正しい施工方法
通気工法
対策3 壁内:通気工法

壁の内側に通気層を確保し、通気性を高めることで

結露を防ぎ、湿気による躯体の劣化を抑えます。

ポイントは「入口」と出口。

通気の入り口と出口をしっかりとつくります。
郷の家
湿気に強い吹付硬質ウレタンなど、すき間をつくらない断熱材で天井から壁、

床まで家全体をすっぽりと包み込んで断熱性能を上げます。加えて通気性を設け、

2段階で壁内結露を防ぎます。