桐の成分タンニン

桐の経年変化

桐の成分タンニン

桐材にはタンニンと言う成分が含まれています。

↑写真で少し黒くなっている部分がタンニンです。

お茶などに含まれている成分と同じ殺菌効果をもっています。
空気中の殺菌・消臭の効果があります。

桐は空気中の湿気を含んで吐き出すときに、自然の作用により
表面にタンニンをだしながら黒っぽくなっていきます。

現在はタンニンを漂白して、何年経っても色の変化がない桐材を使うことが多くみられます。
何故かを言うと、タンニンが表面に出て色の変化をカビやシミなどと言われてしまうクレームが起こるからです。

しかしタンニンをおさえることは、抗菌作用のタンニン・パウロニン・セサミンの効果を失うことになります。

タンニンは、ノミやカビの発生を抑制する効果や衣類などを守るだけでなく
アトピー喘息などの原因を抑え、空気が綺麗な空間で健康に暮らす効果があります。

弊社の桐材は何度も桐の原板をお湯につけて渋抜きしてタンニンを少し残して商品にしてあります。

桐はタンニンで少し黒くなっていきますが、これにより大事な洋服や布団をカビから守ったり、
繁殖しにくくなる環境をつくる大事な効果になっています。