桐や針葉樹(杉・松・檜)など多孔質なため比較的暖かく調湿に優れた素材です。
反対に広葉樹(ナラ・タモ・サクラなど)は、細胞が緻密(ちみつ)なため熱伝導率が高く調湿性能は劣ります。
特に広葉樹の床材は摩擦による表面のケバ立ちや吸湿による寸法変化を抑えるために、
ウレタン塗装など木が呼吸できない仕上をされている製品がほとんどです。
参考 熱伝導率 杉・檜0.12/松0.15/ナラ・サクラ・ブナ0.19 単位kcal/(m.h・℃)
無垢材が全て暖かい訳ではありません。
「無垢材を使っているから、暖かくて空気も調湿するんですよ」
というのは正解ではなく、無垢材を適材適所でどのように使うかがとても大切です。