現場ブログ

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高質ウレタンを葺きつけたあとは防湿シートを施工していきます。今回は天井にも高質ウレタン60mmの厚みで葺きつけました。放射熱96%のレフミラーの効果は現場で働く職人さんたちも驚いていました。さらにその内側に高質ウレタンを葺くわけですからかなりの効果が期待できます。7/29,30日、真夏の現場見学会を開催しますので、是非体感してみてください。
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空気層を18mm以上とって、タイベックシルバーを施工していきます。屋根のレフミラーシートと違って、湿気を内部から外に放出する機能があり、湿気を通さないと、万が一内部結露があると、腐朽菌が発生し、カビや構造部材の腐りが発生します。解体時の様子になるわけです。アルミ系のシートなので遮熱効果もあります。今回の外壁サイディングは、パナソニックケーミュー 「光触媒の壁、光セラ」を施工しています。通常のサイディングとは違い晴れの日も、雨の日も光触媒が汚れをセルフクリーニング。無機塗装のセラミックコートが紫外線による色あせを防ぐサイディングです。
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6月より、さらに洗練された新生「光セラ」へ替わり、セラミックコートの透明度を高め、発色がより鮮明になり、色柄のバリエーションが豊富で、よりお求め安い価格になりました。値段が安くなり、性能がアップすれば使わない手はありません。
安いサイディングでも、値段の良いサイディングでも施工の値段は変わりません。材料のみの値段アップになりますので、なが~く考えれば物の良いサイディングがお得だと思います。
写真はサイディングの貼り始めの様子。
最初に、水切りを土台に取り付け、部分、部分に施工金物を取り付け、一枚一枚貼っていきます、今回は横張りサイディングです。この金物を使用することで、防水シートとサイディングとの間に空気層ができ、壁の外側は風が通り、室内は断熱材で守られます。
やっぱり良いものは艶がいいです!
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築30年のお客様より、外装のリフォームのご相談がありました。S様とは15年以上のお付き合いをさせていただいています。早速、現場調査をさせていただきました。オレンジ色のS瓦にモルタル仕上げの外壁に弾性の塗装が吹き付けてあります。
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何年か前の地震で、外壁のところどころに、クラックが入り、お父様がシーリングを打たれたようです。それに汚れがついて、かえって目立ちます。特に北面についた汚れに黒カビや藻が生えています。
通常、外壁サイディングの家が多いのですが、サイディングは、板と板との繋ぎ目にシーリングを打ちます。外壁サイディングは大丈夫でもシーリングが劣化して雨漏りの原因になったりすることがあります。それを嫌うお客様はモルタル仕上げにして塗装します。そうすることで外壁に繋ぎ目のない外観ができます。コストは上がります。昔は、かきおとしのリシン壁が多かったですね。

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屋根の先端部分の(鼻隠し、樋を固定するところ)も塗装がしてありますが、木部に直接塗装すると、木は生きているので、いずれ花が咲いたように剥がれてきます。
最近では、GLガルバニュウムといって錆びにくい金属で巻いてしまいます。そうすることで、ほとんどメンテナンスがいらなくなります。今回は、高圧洗浄で剥離している部分を飛ばして、サンダー、シーラー処理をして仕上げます。
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築30年もなると棟の漆喰も取れて、中の土まで流れています。
菅ぶり瓦を撤去してみるとほとんど土はありません。瓦を止めてある釘もところでころういています。長年の雨風で少しずつ釘が浮いてきます。
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S瓦は次の瓦との密着が大きいので、意外と耐震性は高いです。2ヶ所瓦の破損がありましたが、他は大丈夫です。焼き物のレンガ色でとても明るく、南ブロバンス風をイメージさせます。ですので、今回の外壁の色は、ニッペ 一液水性ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料 パーフェクトトップND111で仕上げる。少し温かみのあるアイボリー系に決めました。
リフォーム前より、外観が明るくなり、施主様に完成後、笑顔をいただきたいです。
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ウレタン断熱葺きつけ工事が始まりました。天候を一番心配しましたが、穏やかな日でよかったです。雨や風が吹くと工事できません。外側から葺きつけるので、周りの車や、建物に飛んでいく可能性が大きいからです。通常建物の内側から外壁側に葺きつけることが多いですが、当社は外側から内側に向けて施工します。
それにはちゃんとした理由があります。
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一般住宅に高質ウレタンを葺きつける住宅会社は実際のところ少ないと思います。通常は冷凍庫などの外側に使用していることが多いからです。断熱ウレタンといっても商品がピンきりです。高質な物から、安価な指で押さえると穴が空いてしまうものまであります。職人さんが葺きつけるとモワモワ膨らんで約60mmの厚さで止まります。ですから経験と感が必要です、このウレタンは水を通しません。建築業界の52%が湿気に弱いグラスウールを使用しています。
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建物の中から外壁側に施工した場合、万が一外壁側に亀裂が入ると外からの冷たい空気が壁内に入り、室内側で暖房をしていると、室内側の「暖かい」、外壁側から入ってきた「冷たい」空気で壁内に内部結露が生じる場合があります。
そうするとカビが発生したり、腐朽菌が発生し腐る原因になるわけです。ですから当社では外側から施工します。外壁シーリングなどが劣化したり、亀裂が入ってもその心配はありません。
さらにこの上に、遮熱効果の高いタイベックシルバー防水シートを施工します。それから、パナソニック、ケーミューの光セラ外壁サイディングを施工します。
午後になって風が出てきてもいいように念のためブルーシートまでかけて施工しました。ご覧になりたい方はお電話ください、いつでもご案内します。
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よいよ、高質ウレタン工事に入ります。今回天井、壁と両方とも高質ウレタン吹き付けを60mmの厚さで葺きます。
その前に電気配線関係を行います。先に配線することで、電気配線をする為に開けた穴の隙間まで塞がってしまうからです。水道配管の為に開けた穴の隙間も塞がります。
壁の中の部屋側は機密性が取れて、外壁側は常に風が通っている状態を造ることが肝要です。そうすることで、壁の中の内部結露を防ぐことができます。さらに腐朽菌が発生しないので腐り、カビの発生まで抑えることができます。

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電気配線が終了すると、ウレタンを葺きつけるためのボードを貼っていきます。
畳一帖の大きさです。厚みは9.5mmですがこれが結構重たいですが、一人でバンバン貼っていきますが、一日、両手を心臓の高さより上げて施工していくのは大変です。プロといっても、二日はかかります。
大工さんガンバッテ!!
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給排水給湯工事も床下の大引き工事をする前に施工します。
グレイパイプは排水菅。
赤い配管はお湯の管。
青い配管は水の菅。と色分けしているので、わかりやすいです。
高質断熱ウレタン施工は、天候に左右されます。雨が降ればもちろん工事はできませんが、風が吹いても施工ができません。壁以外に発砲してしまうからです。
来週の月曜日、火曜日、穏やかな日になりますように! お願いします。
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お客様より「シロアリの様な虫が出たので、一度見に来てほしいという問い合わせがありました。ベランダの西側に出たというので、サイディングのコーナーを撤去してみると、柱が全部食べられていました。
昨年は、東側の角に羽蟻が出たようです。東側のコーナーも取ってみましたが、同じような被害でした。玄関にもところどころ羽蟻が出たり、入ったりしています。
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2Fベランダ部分lと、1F玄関まわり、南面外壁を全面撤去することにしました。南面全面被害にはビックリです。床下も一緒に調査してみましたが、内部には、まだ侵入してないようです。
通常、シロアリは床下から内部に上がってくるのが通常です。
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このお宅の場合は築23年で外壁サイディングの繋ぎ目のシーリングの劣化が原因で収縮したシーリングの隙間から、雨が入り、常に湿気ている状態に太陽があたり暖かくなっていると、シロアリが来る条件が高くなります。また、湿度70%以上、温度20℃以上になると、腐朽菌が発生し、腐りや、カビの発生の原因にもなります。
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写真の上下にあるのがシロアリの蟻道です。
真ん中に白い頭を出しているのがシロアリです。
この地域のシロアリは、家シロアリ、ヤマトシロアリ基本2つです。
このお宅に入ったシロアリはヤマトシロアリでした。家シロアリに比べて体が小さい。
通常ヤマトは、地面より1mぐらいの高さぐらいまでしか行かないのですが、今回入ったところがベランダ付近でしたので、それより下になる玄関まで行ったのかもしれません?逆に家シロアリは地面から上がっても、2Fまでドンドン上がっていきます。
15年以上前になりますが、旧事務所も家シロアリの被害をうけた事もあります。玄関側の柱を4本替えて、東面床を50cm幅で6.5mコンクリートを打ち土台・柱から取り替えたこともあります。
羽蟻が出たら必ずどこかにいますので、早い対応をオススメします。被害が小さいときに対応するのが、一番です。