現場ブログ

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タイルを貼る下地準備です。基礎工事が終了してから、その後すぐに玄関土間とポーチのコンクリートを打っておきましたので下地はしっかり固まっています。  前日に玄関のタイルを施工し、今日はポーチタイルの工事です。玄関引き戸から柱側に向かって少し勾配を付けてあります。雨水が自然に流れるようにです。両サイドの柱の下のステン金物が目地の位置に来るようにタイルの寸法の割を出してコンクリート打ちをしてあります。この位置がずれてタイル面の中に来てしまうとタイルを切って繋げる施工になるので美観的にもよくありません。つなぎ目に目地材が入るので目だってしまいます。たまにそんな現場を見かけることがありますが。玄関はその家の顔になりますのでそんな施工は避けたいものです。
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タイルは(マンハッタンブラック)です。黒く見えますが近くで見ると少しラメが入っていてキラキラしてとても綺麗なタイルで施主さんも気に入ってくれました。8種類ほどサンプルを施主様と一緒に実際に現場において見ていただきました。色が濃すぎても靴跡の汚れが目立ちます、逆に明るすぎても汚れが目立ちます。その中間ぐらいが良いと思いますが外観のイメージとも合っていなければバランスが良くありません。表面も磨き(つるつる)でなくプレナー(デコボコ)で雨に濡れても滑りません。最初に砂で高さ調整して、そこにタイルを施工する部分にコンクリートを水でドロドロに溶かしたものを流して、タイルを置いていきます。タイルと下地がピッタリ付くように金づちの枝のほうで一枚一枚叩いて貼っていきます。ここが職人さんのカンです(長年の経験と感覚)。このカンが良い人は「腕が良い」と言われます。職人さんは誰も同じではありません。仕上がりを見ればすぐにわかります。仕事に性格も出ますね!  物造りは下地の造り方で良い悪いが決まってしまうと言ってもいいです。下地をしっかり造っておけば仕上がりも良くなります。 目地の通りも碁盤の目のように綺麗に施工しています。
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吹き抜け23畳に階段を取り付けます。2Fロフトのホールから降りてきます。玄関も、吹き抜け登り梁天井が見えますので、2Fロフトのホールからも玄関の様子を見ることができるようになっています。
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格子状の手摺を取り付ける柱を取り付ける様子です。LDKから上がる踏み板4段はあらわしと言って階段の向こう側が見える造りになっています。 5段目からは階段の下側のスペースを利用して収納を造ります。もちろん内部は総桐の仕上げになります。掃除機などの掃除用具を主に収納するので充電できるようにコンセントも設けてあります。
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柱は登り口、中間、上がりきった所の3ヶ所です。その間に横に格子状に桟を取り付けます。赤松無垢の1.2寸の角材を1.1寸の間隔で入れていくと丁度60cmになります。柱と柱の間にひし形の格子を造り、嵌めこんで生きます。造作に入る前に材料を並べて隙間の間隔をもう一度確かめました。
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LDK吹き抜けの壁下地を施工しています。FLより6.5mあります。壁が終了すれば登り張りの無垢天井を塗装を入れていきます。 塗装といっても「ウッドライフ」地球と身体にやさしい天然木オイル系樹脂(紅花油・亜麻仁油)と天然ワックス(カルナバロウワックス・キャンデリラワックス)など厳選した天然由来原料をベースにした、人と環境にやさしい自然系塗料です。ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆建築基準法の規制対象外の安全な建築材料製品です。