日本の伝統色を愉しむ~羊羹色

羊羹色 ヨウカンいろ
羊羹色の由来
「羊羹」もともと「羊肝」と表記していたように
羊の肉や内臓のお吸い物のことでした。
しかし、肉食が嫌われた日本では小豆の汁物となり、
やがて茶菓子の発達した桃山時代以降に現在のような
姿になります。このお菓子からとられた「羊羹色」は、
黒や小豆色が退色したような色合いをしていることから、
黒系や茶系の衣服が色あせた場合の表現として
使われるようになったようです。

羊羹色のお菓子
水羊羹
水羊羹といえば夏のお菓子の代表選手ですが、
福井県ではこたつに入って食べる冬の味覚と
なっているそうです。起源には京都に奉公に出ていた
福井県県人が年末年始の帰省の際、お土産に持ち帰り
なったという説や、贅沢品であった羊羹を薄めて
水羊羹にし、大勢で味わったという説などがあるようです。