5月緩和ケア研究会 なぜ、大切な人を失うと悲しくなるのですか?

まりまり

まりまり

5月15日 めぐみ在宅クリニックの緩和ケア研究会に初めて

参加させていただきました。今回のテーマは「なぜ、大切な人

を失うと悲しくなるのですか?」でした。親しい人とは

愛着が強くなればなるほど絆が深まり、大きな支えになってい

ることから、喪失感が非常に強くなってしまいます。

それは、身体面、精神面、認知面、行動面、スピリチアルな面

で影響します。4つの課題の説明をしてくださいました。

①亡くなった現実を受け入れること。

②悲嘆の痛みを消化していくこと。

③故人のいない世界に適応すること。

④新たな人生を歩み始める途上において、故人との永続的な

つながりをみいだすこと。   などのお話があり、

レジリエンス、適当な日本語がないため、小澤先生は、

「折れない心」と説明されていました。


そして、グリーフケアの重要性、悲しんでいた人が

穏やかになるのは、決して、その人を忘れることではなく、

決して、なくなった前の自分に戻る事でもありません。

大切な人とのつながりを、自分の人生の一部として、

共に生きていくことです。その時、新しい人生を歩み始める

ことができるでしょう。とお話しされていました。


グリーフケアでは、同じ境遇の立場の人と辛い気持ちを

共有すること、1人で抱え込まないで誰かが関わってくれる

こと、人とのつながりが大事とお話しされていました。

悲しみを味わうことも大切とお話しされていました。

大切な人との繋がりが切れてしまい、悲しくて

「もっと、いろいろしてあげることができたのではないか。」

と自分を責めてしまうけれど「悲しいということは、その人を

大切にしていた裏返し」という先生の暖かくて優しい言葉に

「これでいいのかな」と思えるようになりました。

先生の座右の銘である「誰かの支えになろうとする人こそ、

一番、支えを必要としている」という言葉を

いつも心に留めておきたいです。この言葉は、今を生きる私の

助けとなるように感じています。


右側の写真は、ネットショッピングで買い物をした時に

作家の方からお礼のお手紙をいただきました。誰かが

想ってくれていること、誰かを想う繋がりを感じることが

できた1枚です。言霊という言葉があるように言葉と波動の

繋がりも感じました。この手紙は大切な宝ものです。

あじさいや手紙を見て幸せな気持ちになれたので、私も誰かに

幸せを与えられるような人になりたいと思いました。