「接着剤は安全なの?」
集成材は乾燥を充分に行わずに貼り合わすため、
強力な接着剤を使用する必要があります。
かつては、強力なレゾルシノール系の接着剤を使って
いましたが、パラホルムアルデヒドを使用しているため、
人体に有害なホルムアルデヒドや廃材の燃焼時には
ダイオキシンなどが発生。

この弊害を改善するために、より安全な
イソシアネート系の接着剤も使われるように
なりましたが、建物の完成後に剥離を起こすなど、
接着力への信頼性が問われています。


「強度・耐久性は大丈夫なの?」

集成材で使われる木材は、乾燥が充分に行われて
いないため、時間の経過とともに収縮・変形が起こる
危険性が高まります。また、一本一本の木の特性が
活かされることなく、柱・梁・土台など、どの部分にも
同じ集成材が使用されるため、確かな強度が確保されて
いるとは言えないでしょう。

さらに、イソシアネート系の接着剤は接着力が弱く、
構造材としては充分な強度を保つことはできません。
実際に、集成材を用いた構造材が剥離したり、
エアコンを使用している部屋の集成材の梁に
ひび割れが生じたりなど、安全性への信頼を揺るがす
問題が起こっています。







集成材

集成材の弱さ