日本の伝統色を愉しむー黄朽葉

黄朽葉(キクチバ)
黄朽葉の由来
秋が進むと黄色に色づく木の葉はイチョウやユリノキ、
真っ赤に色づく前のモミジなどが挙げられます。
「黄朽葉」は、これらの黄葉した葉のような
くすみのある黄色で、「朽葉色や「赤朽葉」」同様、
染色における色名です。やはり平安貴族たちに深く
あいされていたようです。

〇黄朽葉の食べ物
茶碗蒸し
朝夕の気温がジワジワと、けれど確実に下がりだす晩秋
のご飯にはほっこりとあたたかいものがほしくなります。
黄朽葉に染まったイチョウの恵みであるギンナンや
カマボコ、ミツバやタケノコなどをおだしと玉子
で閉じ込めた、アツアツプルプルの茶碗蒸しでも
いただきましょう。