木材に関しての基礎知識ー節

節には生節と死節があります。

枝が生きたまま包み込まれたのが「生節」で、

枝が枯れてから包こまれた「死節」といい表面に出てきた際は抜け落ちてくることがあります。

抜け落ちたものは「抜節」と呼ばれ穴になるため、材料としては欠点として扱われます。


節は枝が幹の成長に伴い、巻き込まれたもので、

樹芯から直角方向に伸び製材した際に節が出る位置は、枝打ちの時期により異なります。

枝打ちをせずに枯枝として放置しておくと、製材したときに死節として製材面に出てきます。

枝が生きているうちに枝打ちを行うと、生節となって現れます。

木材に関しての基礎知識
生節
木材に関しての基礎知識
死節




死節(しにぶし)
まわりの木材質とつながっておらず、養分がいかなかったので、抜け落ちてしまう節

生節(いきぶし)
養分が通って、周囲の木材質と一体化していた節で、削れば艶がでる。また、節の文様も美しい。