丸型換気口と基礎パッキン工法の比較

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【弊社で採用している丸型換気口の模型】
弊社では木曽の換気方法に関しても、独自の工法を採用しています。

↑写真は、弊社で採用している丸型換気口の模型です。
基礎と、土台です。
基礎中心付近に直径150㎜の穴を120㎜ピッチで開けておきます。

↓写真は一般工務店の基礎パッキンと言う工法の模型です。
基礎と土台の間に厚み20㎜の硬質プラスチックを挟んで、その間で換気を取る方法です。
日本の工務店の9割以上がこの工法を採用しています。
基礎パッキンを使う工務店は、床下の換気量は換気口の面積に比例するといっています。
基礎パッキンの厚み2㎝×換気口の長さの合計で換気量が計算できるといいます。
果たしてそうでしょうか?
2つの実験を行いました。
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【一般工務店の基礎パッキン工法の模型】
2つの換気口からそれぞれ風を吹きこみ、
基礎パッキンに入っている玉の動きを比べてみます。
丸型換気孔と基礎パッキンの通気の差

一般の工務店で使用されている基礎パッキンの方は基礎の真下や角部で空気が行き届いていません。

空気は都合よく流れないため、基礎の上部から入った空気がいったん下に下がって、
また上には上がって行きません。
基礎の上部から入った空気は直線的に基礎の上から抜けてしまいます。

この実験は新潟工科大学にある洞窟実験現場でも確認していますが、基礎パッキンより、
丸型換気口の方が1.5倍の通風があることが実験でわかりました。


角型の換気口と比べると4倍もの違いがあります。


丸型換気口
丸型換気口
従来工法の4倍の通気を確保した床下換気