森と木の家の落とし穴ー「集成材」は、優れた建材なんでしょ?

「集成材」は、優れた建材なんでしょ?

【違います】
集成材はお施主さんにメリットがないうえ、木の優れた特性も失っています。
「十分講座」

集成材の普及は業者の都合!?

まず集成材のメリットをあげてみましょう。

●天然無垢材の柱や梁を乾燥させるより、手間いらず。
寸法変化が少なく、面倒なクレームが起きにくい。

●板材なので無駄にする材料が少ない。
(見た目の悪い材も、良い材で挟んでしまえば見えません)

●材料の取り扱いが非常に簡単。
(熟練の技が不要)
いかがでしょう。
お施主さんのメリットは一つもありません!
そうです。
「集成材」が広まった理由は、あくまで売る側と、業者側のメリットだけなのです!

集成材は、いわば木の死骸!

「それでも、木にかわりないんでしょ?」と思っていたら、大間違い!

見た目は木っぽくても、性能は段違い。

例えば、天然無垢材には様々な健康効果があります。

伐られて材料となった後も呼吸して、森林浴効果のあるフィトンチッドを発生。

しかし、集成材にはこの癒し効果はありません。

湿度を調節し、天然防虫・殺菌成分を持つ天然無垢材はカビやダニの繁殖も防ぎます。

また、人肌に近い材料のため温もりがあります。

集成材には、これらの効果もありません。

なぜなら集成材は、これらの特性をすべて接着剤によって封じ込めてしまうからです!



家づくり用語集


集成材

木の断片を接着剤で接合した材料。
集成材は乾燥を充分に行わずに貼り合わす為、強力な接着剤を使用する必要があります。
かつては、レゾルシノール系の接着剤を使っていましたが、パラホルムアルデヒドを使用しているため、人体に有害なホルムアルデヒドや、廃材の燃焼時にはダイオキシンなどが発生。
この弊害を改善するために、より安全なイソシアネート系の接着剤も使われるようになりましたが、建物の完成後に剥離を起こすなど、接着力への信頼性が問われています。
弊社では、このような健康に害をもたらし、剥離の危険性が高い建材を使わずに、自然素材を用います。
貼り合わせのない無垢材と、調湿効果のある珪藻土をクロスにして室内を包み込んでいます。
ホルムアルデヒドの気中濃度は厚生労働省の指針値の5分の1の数値であることがわかりました。
「十分講座」