1月 睦月
日出乾坤輝
水平線上の初日の出は、旧年の闇を一掃して、大光明は天地にかがやき新しい世界が生まれ地上のたたずまいはそのままに無限の光りを浴びて祝福の浄土が出現する。
これは大悟の風光である。心の太陽は、いかなる闇夜、いかなる暗雲の中にも必ず存在する。
人は無知のゆえに、時に迷いと絶望の深底に沈むが、心の太陽の実在を信ずる者は、やがて豁然と夜明けを見ることができるだろう。
中国北宋時代の僧 慧覚(えかく)「日出乾坤輝、雲収山岳青」(ひいでてけんこんかがやく くもおさまりてさんがくあおし)
朝日によって全てのものが光を受けて輝き、やがて雲が晴れて山々は青さを増し姿を現す情景を表現しています。
初日の出の情景が浮かび、新たな心をもって始めようと誓い、新しい年を迎える華やいだ新年にふさわしい言葉です。
一日 元旦
戦後昭和二十三年「国民の祝日に関する法律」で「年の初めを祝う」日と定められました。
国民自身が希望を持って新しい年を祝う日とされました。
古来宮中では四方拝、民間では初詣をして、神の加護のもと一年の幸せを祈りました。 「日の出」や「朝」の意味を表しています。
戦後昭和二十三年「国民の祝日に関する法律」で「年の初めを祝う」日と定められました。
国民自身が希望を持って新しい年を祝う日とされました。
古来宮中では四方拝、民間では初詣をして、神の加護のもと一年の幸せを祈りました。 「日の出」や「朝」の意味を表しています。
大服茶(おおぶくちゃ)
新年を祝い年の初めに喫する大服茶は、災いを除き福を招くとされています。
元旦、若水で淹れた煎茶に小梅や結び昆布を加えたものを、家族揃って頂き末永い幸せを願います。
年賀の挨拶に訪れた客人(賀客)にも振舞い、今でもおめでたい習わしとされています。
新年を祝い年の初めに喫する大服茶は、災いを除き福を招くとされています。
元旦、若水で淹れた煎茶に小梅や結び昆布を加えたものを、家族揃って頂き末永い幸せを願います。
年賀の挨拶に訪れた客人(賀客)にも振舞い、今でもおめでたい習わしとされています。
1月の山野草 福寿草
春を告げる花の代表です。
和名の福寿草は幸福と長寿を意味し、新春を祝う花として名づけられました。
元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持ちます。
江戸時代より多数の園芸品種も作られ、緋色や緑色の花をつける品種もあります。
白一色の世界に、凛然と輝く希望の花は、喜びで溢れています。
新年が、美しく更によき年になりますよう、お祈り申し上げます。
花言葉 「 幸福を招く」
春を告げる花の代表です。
和名の福寿草は幸福と長寿を意味し、新春を祝う花として名づけられました。
元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持ちます。
江戸時代より多数の園芸品種も作られ、緋色や緑色の花をつける品種もあります。
白一色の世界に、凛然と輝く希望の花は、喜びで溢れています。
新年が、美しく更によき年になりますよう、お祈り申し上げます。
花言葉 「 幸福を招く」
「人日」
五節句の一番目陰暦1月7日に七草粥を食べ一年の豊作と無病息災を願います。
旬の植物である七草を粥にして食せば、自然界から新たな生命力をもらえ、無病息災で長生きができるとされています。
七草粥の作り方
七草 セリ・ナズナ・ハコベラ・ホトケノザ・ゴギョウ・スズナ・スズシロの七草をすりこ木や包丁でたたき、
米は4・5倍のお水に30分間浸し強火にかけ吹いてきたら弱火にし、
2~30分炊き火を止める直前に刻んだ七草を入れ、塩で味をつけて完成です。
五節句の一番目陰暦1月7日に七草粥を食べ一年の豊作と無病息災を願います。
旬の植物である七草を粥にして食せば、自然界から新たな生命力をもらえ、無病息災で長生きができるとされています。
七草粥の作り方
七草 セリ・ナズナ・ハコベラ・ホトケノザ・ゴギョウ・スズナ・スズシロの七草をすりこ木や包丁でたたき、
米は4・5倍のお水に30分間浸し強火にかけ吹いてきたら弱火にし、
2~30分炊き火を止める直前に刻んだ七草を入れ、塩で味をつけて完成です。
1月11日「鏡開きの日」
一家円満を願いながら、神様に供えた鏡餅を頂きます。
鏡餅は、大小の丸い餅を重ねて、橙〔だいだい〕、譲葉〔ゆずりは〕昆布、裏白の葉(※)などで飾られます。
古来から、餅は歳神様のご神体であると考えられていました。
"望月〔もちづき〕(満月)"に通じ、丸い形から家庭円満を象徴するとも考えられ、縁起物としてお正月に飾られるようになりました。
供えて硬くなった餅をかなづちなどで叩き「開き」ます。
鏡餅には歳神様が宿っているので縁を切らないように「開き」と表現し、食すことを「歯固め」といいます。
固い物を食べて歯を丈夫にし、歳神様に長寿を願う習わしです。
※裏白の葉…シダの葉。表面は緑色だが裏面は白く、裏を返しても色が白い事から、
心に裏が無い事や清廉潔白、白髪になるまでの長寿を願う意味もあります。
今日では、三方に半紙を敷きその上に裏白の葉を載せ、大小2つの餅を重ねて
その上に串柿・干しするめ・橙・昆布を飾る、という形式が一般的です。
一家円満を願いながら、神様に供えた鏡餅を頂きます。
鏡餅は、大小の丸い餅を重ねて、橙〔だいだい〕、譲葉〔ゆずりは〕昆布、裏白の葉(※)などで飾られます。
古来から、餅は歳神様のご神体であると考えられていました。
"望月〔もちづき〕(満月)"に通じ、丸い形から家庭円満を象徴するとも考えられ、縁起物としてお正月に飾られるようになりました。
供えて硬くなった餅をかなづちなどで叩き「開き」ます。
鏡餅には歳神様が宿っているので縁を切らないように「開き」と表現し、食すことを「歯固め」といいます。
固い物を食べて歯を丈夫にし、歳神様に長寿を願う習わしです。
※裏白の葉…シダの葉。表面は緑色だが裏面は白く、裏を返しても色が白い事から、
心に裏が無い事や清廉潔白、白髪になるまでの長寿を願う意味もあります。
今日では、三方に半紙を敷きその上に裏白の葉を載せ、大小2つの餅を重ねて
その上に串柿・干しするめ・橙・昆布を飾る、という形式が一般的です。