御前崎市 店舗リノベーション リセット住宅 解体

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解体工事が始まりました。
工事中使う電源の用意。外壁工事に必要な足場。解体したものを入れる産廃ボックス8㎥。これから工事に入る職人さんたちが安心・安全に仕事が出来るように準備します。

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5月連休明けということもあり忙しいようです。
店舗ということで、外観のデザイン、見せ方の構造の造りは住宅と違って上手く作ってあります。
「なるほど!さすがテンポ屋さんだ」と、うなずきます。
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カウンターのアール、段差、変形の天井、カラオケのステージ、客室の家具の配置、空間作りは見事です。
例えば、屋根の雨樋を外観から見えないように室内に設けてあります。竪樋の太さは直径20cmの樋を落とす為に外観から見たデザインを良くするために、室内に何もない一畳分のスペースをとってあります。
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上の写真は外観に雨樋を見せなくするため、外壁を屋根の高さより高く仕上げ、建物側に大きな箱樋を作り、そこに屋根の雨水を流す施工です。
デザインを重視しすぎると必ずと言って良いほど雨漏りの原因となります。ベランダを室内側に設ける場合は注意が必要です。
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解体してみると良くわかるのが、施工方法です。
デザインを重視しすぎると雨漏りの確立が高くなります。
写真は、だいぶ前から雨漏りがあり、腐朽菌が発生して、土台まで腐って形もありません。断熱材はグラスウールは湿気でカビが生え、下に落ちています。今、現在で50%の建設業界で使われています。
グラスウールは、値段は安いですが、一度湿気を含むと、ちじんで元の形に戻りません。壁の中に空間が出来ると、断熱の効果は無くなります。ただ断熱材が入っているだけになります。
キノコが生えそうな環境です。その部分は後で増築したのか、当時、流行った「地震に強いラスカット」が施工してあります。この外壁商品はベニアにモルタルが一度塗ってあり、左官さんが外壁塗りを一回で仕上げることが出来る商品です。ところがこの商品も雨漏り、湿気に弱い為、ぼろぼろになります。
外壁をモルタル仕上げにするには、ちゃんと養生期間をとって、何回かで仕上げることが肝要です。