どうしても窓や壁に結露が発生しやすくなります。
この結露、しっかり対策を施さないとダニやカビが発生し、アレルギーやアトピーの原因となる恐れがあります。
結露する家はすなわちシックハウスの原因なのです。
押入れなどのカビは見た目の汚さ以上に危険な状態と言えます。
古来より日本の家屋は「木」を用いてきました。
天然木には優れた調湿作用があり、湿度の高い気候に適しているということを先人達はしっかり把握していたからです。
古来より日本の家屋は「木」を用いてきました。
天然木には優れた調湿作用があり、湿度の高い気候に適しているということを先人達はしっかり把握していたからです。
断熱性能や通気工法はもちろん重要ですが、住宅の種類によって結露の対応力がまず違います。
【鉄筋コンクリートの家】
熱が伝わりやすく、結露は発生しやすい。その量も多い。
表面がベタついて窓や壁などにカビが生えやすい。
【天然無垢材の家】
熱が伝わりにくく、結露は発生しにくい。発生したとしても量が少ない。
木には空気中の水分を吸収する効果もあり、表面はサラリとしている。カビ、ダニの発生も防ぐ。
アトピー性皮膚炎は本来乳幼児がかかる皮膚疾患で、成人する頃には殆ど治るとされてきました。
しかし現代では症状が長期化し、成人してから発症するケースも珍しくはありません。
発症数も年々増加していて、現在20歳以下の10人に1人がアトピーの悩みを持っていると推測されています。
今やアトピーは現代社会を代表する疾患となっています。しかし発症の原因はとても多く、人によっても様々です。
このコラムではアトピーと「衣食住」の「住」を中心に、予防と改善をテーマにご紹介していきます。
まず、アトピーはアトピー素因という遺伝子を持った人に発症します。
これだけを聞くと「自分は大丈夫かな?」と思ってしまいそうですが、
皮膚以外に発症すると気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、花粉症となります。
日本人の30%がアトピー素因を持っているそうです。
いかにして発症を予防するか、発症してしまったらどう改善していくのかが重要になります。
アトピーは明治時代には存在していなかったようです。
それが発現し、近年急増してしまった原因のひとつに化学物質の使用が挙げられます。
皆さんは「シックハウス症候群」はご存知でしょうか?
簡単にいうと木材同士を強力な接着剤(化学物質)で貼り合わせた集成材という材料で
家を建てることによって体に悪影響を及ぼす疾患です。
例えばホルムアルデヒドという化学物質が空気中に拡散すると目や喉の違和感から始まり、様々な症状が表れます。
「シックハウス症候群」という言葉をご存知でしょうか?
数年前から新聞や雑誌、テレビでも大きく取り上げられていますが、有毒物質によるアレルギー 反応が起こる住宅を「シックハウス」と呼びます。
それによって身体に頭痛や喘息など、様々な症状が出てしまう方の病名を「シックハウス症候群」というのです。
有害物質の代表格として悪名高いのが、揮発性有機化合物(VOC)"ホルムアルデヒド"です。
ホルムアルデヒドは"接着剤"などに多く含まれており、住宅の"骨組み"や、
私たちの肌に触れる壁や床などの"内装材"にも多く使われています。
2003年7月に『シックハウス法』が施行され、有毒物質の揮発量が少ない材料を「☆☆☆☆(フォースター)」として認定し、
その基準値に達していない材料は、内装材として使用できる量が制限されました。
F☆☆☆☆が一番良いように見えますが、微量でも揮発性有機化合物を含むことに変わりはありません。
一番安全なのは無垢材などの「規制対象外」の材料です。
ちなみに、ユキトシで使用している無垢材は規制対象外です。
この他に、もっと身近なところにもアレルギー反応が出てしまう原因があります。カビやダニです。
一般的にカビは「気温5℃以上、湿度60%以 上」で発生し始めますが、まだ繁殖はしません。
カビが繁殖できる条件は「気温20℃以上、湿度70%以上」です。
カビが繁殖を始めると、それを食べにダニ が集まります。
カビの広がりとともに、ダニも増えていくのです。
ダニの死骸や糞が室内の空気に混ざり、抵抗力の弱いお子さんやお年寄りがそれを吸い込むと アレルギー反応が起こります。